今日も「18きっぷ」を使います。
富山からややゆっくりめのスタート。すっかりお馴染みとなった青色塗装の413系での旅立ちです。いつもと変わらぬ朝ですが、間もなくここが一部を除いてJRでなくなるというのが未だに信じられません。
「国鉄」を思い起こさせるゆったりとしたボックスシートはやっぱりいいですね。
そして車窓左手には雨に煙る日本海。今日はこれから大荒れの天気になるようです。
市振で降りてみました。ホームから海が間近に望めます。
JRから切り離される今度のダイヤ改定時から、ここは「えちごトキめき鉄道」と「あいの風とやま鉄道」との境界駅となります。古めかしい駅舎が残っていますが、無人化して久しく、たぶん三セク転換後もそのままでしょう。駅前に人家は少なく、随分と寂しい所です。
次第に風雨も強くなり、雪まで交じってきました。こうした悪天候でも定刻に列車はやって来るのでとても心強いですね。
昨日相方が絶賛していたヒスイ海岸で名高い越中宮崎で降りてみました。
なるほど、海はすぐ目の前でヒスイの土産物店もありなかなかお洒落な所ですな。
海岸へ行ってみたけど、生憎の天候で立っているのもやっと。ヒスイで名高いせっかくの海岸も雪で覆われてしまい、これではとてもヒスイどころではありません。でもとてもいい所なので、いつかまた天気のいい日に再訪してみようかと。
筒石です。やはりここは来たいですね。外は大荒れだけど、ここはトンネルの中なのでほとんどその影響を受けません。何度来てもやはりここは凄い所だとしみじみ。
列車通過時の風圧が凄いので、ホームへの出入り口には頑丈な鉄の扉が。まるで地底基地のようです。
そして地上の出口へと続く長い階段。半年前にも「極旅」のロケで訪れているのでとても懐かしいです。
駅舎は地上にあり、委託で窓口も営業しています。三セク転換後もここは駅員を残すようです。
再び長い階段を下り、列車に乗り込みます。今後もここはちょくちょく訪れてみたい所ですね。
またまた直江津です。悪天候にも関わらず、ここは相変わらずテツの皆様が多いです。散々乗り歩いたことでもあり、そろそろ引き上げることにします。
こうやって国鉄車両が並ぶ直江津駅もこれで見納めとなりそうです。
信越本線を上って長野へ。県境を越えたとたん天候はガラリと変わり、スッキリとした青空が。さっきまでの吹雪が信じられない感じです。
長野からは篠ノ井・中央本線回りで帰るべく松本行に乗り換え。何せ鈍行しか乗れない「18きっぷ」なものでして。
途中の姨捨では交換待ちのため数分間停車したため、日本三大車窓の一つ、善光寺平の眺望をホームからじっくりと味わえました。
松本からは115系の6両編成。ほどよく空いていて最高に贅沢な時間が流れます。でもここもダイヤ改定後はロングシート車が投入されるみたいですね。また一つ旅情が...
大月からは通勤形の東京行に乗り換えると、帰って来たという思いが強まります。特急の旅もいいけれど、鈍行しか乗れない「18きっぷ」の旅も悪くないですね。
富山 8:25 → :20 市振 10:01 → 10:05 越中宮崎 10:34 → 11:18 筒石 12:35 → 12:54 直江津 13:11 → 14:47 長野 15:04 16:19 松本 16:33 → 19:47 大月 19:54 → 21:42 東京