今朝も比較的ゆっくりめの出発。一日当たりの単価は「18きっぷ」よりもはるかに安くなるせいか、あまり無理して乗り回さなくてもいいかな、との思いも。



横見浩彦の近況報告!-13.3.27-1

時刻は朝の7時半を回ったくらいですが、駅に人影は少なく、ひっそりとしています。これでも羽幌線が分岐していた頃は、駅員も多くとても活気のある駅でした。あれからもう26年も経つのですね。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-2 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-3

ここではずっと以前何度か駅寝したことがあり、当時お世話になった「横になれる」フロアが今も健在。でも今もこの駅が夜通し開けているかどうかは知りませんが。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-4 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-5

乗るのは音威子府方面からやって来た列車。引き続き乗っているのは旅行者が一人だけ。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-6 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-7

車窓には、海のように広がるだだっ広い原野が展開。いかにも北海道らしい風景です。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-8

日本最北の無人駅、抜海。昔ながらの木造駅舎に惹かれる旅人は多く、根強い人気を誇っています。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-9 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-10

左手に一瞬だけ現れる日本海は、この線の絶景ポイントの一つ。青く澄んだ空と海が目に眩しく、とても清々しい朝となりました。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-11

幌延発車時はがら空きだった車内も、稚内が近づくにつれだんだん乗ってくるようになりました。少しは安心しましたが、たった1両しか繋いでいないことを思うと、やはり少な過ぎる気がしてなりません。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-12

稚内に着きました。さすがに北の果てに辿り着いたとあって、とうとうここままやって来た、との想いが強まります。今回の旅も、ここまでが前半戦といったところでしょうか。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-13 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-14

あちこちに日本最北端の駅であることを示す標柱が掲げられ、確かにここが最北の駅であることを意識してしまいます。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-15 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-16

すっかり生まれ変わった稚内の駅舎に、もう昔日の面影はありませんが、いずれは稚内のシンボルとして定着していくのでしょう。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-17

帰りもそっくりそのまま同じ道を鈍行に乗って引き返します。かつては天北線や羽幌線など、他のルートも多数存在しましたが、今はもう宗谷本線一本だけしか残っていないので。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-18 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-19

朝通った時はすっきりした青空が広がっていた日本海がちょっとだけ顔を出す絶景ポイントですが、帰りは完全に雲に覆われ、それどころか吹雪く一面も。にわかには同じ場所とは思えない気が。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-20 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-21
隠れた人気の抜海では、明らかに地元住民ではなさそうな若者が一人乗車。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-22

勇知は、日本最北の貨車駅とも言えます。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-23 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-24

横見浩彦の近況報告!-13.3.27-25 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-26

そして再びサロベツ原野を眺め。何度見ても圧倒される風景です。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-27 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-28

昨夜も通った雄信内。相変わらず人っ子ひとり居ません。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-29

「土曜スペシャル」のロケで訪れた問寒別。まだまだ雪が多いですね。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-30 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-31

車窓右手には天塩川が。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-32

名寄まで戻って来ました。ここまで来れば、あと一息といった感じですね。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-33

名寄の駅は風情のある駅舎が今も健在。名寄本線や深名線、それに深夜に夜行列車が発着していた頃は、それはそれは活気のある駅でした。もっとも、今でも主要駅としてそれなりに賑わってはいますが。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-34

名寄からは40系にバトンタッチ。でもここから先は1両では少々きついような。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-35 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-36

横見浩彦の近況報告!-13.3.27-37 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-38

雪深い塩狩峠を越えると、旭川まではもう少しといったところです。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-39

旭川に戻って来ました。単純に稚内まで往復しただけですが、随分と長く感じる旅路でした。いや、さすがに稚内は遠いかも。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-40 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-41

旭川からは接続よく函館本線に乗り換え。ここはまだ懐かしの711系が現役で活躍しています。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-42

予定では札幌に抜けるつもりでしたが、不意に気が変わり留萌本線に行きたくなり、そうすると時間調整の関係で一駅降りられるため、江部乙で下車してみました。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-43 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-44

ここを訪れるのも、かれこれ20年振りくらいになります。古めかしい駅舎が今も健在ですが、無人化されて久しく、広々とした待合室はガランとしていてひどく寂しげです。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-45

ここに停まるのは鈍行のみで、それも2時間に一本程度の運転ですが、特急列車は次々とやって来て凄いスピードで通り過ぎて行きます。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-46 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-47

横見浩彦の近況報告!-13.3.27-48 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-49

駅周辺も適度に散策してみました。鈍行しか停まらない割には結構大きな町といった感じです。温泉宿も一軒駅前にあり、日帰り入浴も可能とのこと。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-50

その後は反対方向へ行く列車に乗り、後戻りする形で江部乙を離れます。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-51

そして留萌本線に乗り換えるため、深川で下車。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-52

今度の留萌本線は、かつて深名線が発着していた6番線からの発車。国鉄末期に製造されたキハ54の単行運転です。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-53

ここも魅力的な駅が多く、停まるたびに自ずと駅には目が行ってしまいます。年季の入った木造の待合室がある「板切れ」駅の北秩父別。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-54

真布も「板切れ」駅でありながら、これまたシブイ木造の待合室が併設。うう、降りたい。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-55

完全に陽は暮れましたが、闇夜の走行もまたロマンを掻き立てる魅力に満ちています。沿線にいくつかある「貨車駅」も意外と味があったりして。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-56 横見浩彦の近況報告!-13.3.27-57

終点の増毛までやって来ました。これはもうホント、たまらんです。折り返し時間があまりないのが惜しい。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-58

増毛からの折り返しは、もはや回送みたいなもので、他に乗客はゼロ。完全な貸切状態でしばし贅沢なひと時を堪能。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-59

留萌に到着。ここからは何人か乗車がありました。




横見浩彦の近況報告!-13.3.27-60

まだ深川まで出られて、さらに札幌や旭川までも行けたのですが、明日はもう少し留萌本線を探索したくなり、今夜は急遽留萌に泊まることに。ということで、気紛れ旅はまだまだ続きます。



幌延 8:05 → 9:05 稚内 10:51 → 14:04 名寄 14:35(快速「なよろ8号」) → 16:03 旭川 16:10 → 16:49 江部乙 17:45 → 17:58 深川 18:08 → 19:35 増毛 19:43 → 20:07 留萌