今回はフィリピン旅最終回です。
http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=11280033770
朝はマニラへ向かうために奥さんに6時30分くらいに起こしてもらう。
おっちゃんはかなりの高熱出ていた。
「連日、自分を一日中案内したから疲れたのかな。ありがとうおっちゃん!!」
記念写真。
そこから急ぎ足でで船乗り場へ向かう。
おっちゃんの話では、7時に船が出発し、8時に到着。
そこからバスに乗り代えて数時間走ってマニラ。
おっちゃんのプランでは、昼過ぎのフライトに間に合う。
この言葉を信じて、このおっちゃんの家でもう1泊する事にしたのだが、旅の最後の最後までヒヤヒヤ。
色んな国の言葉で書かれていました。
グローバル!
船乗り場に着いたが、7時発予定の船が7時に出発しない。
結局7時30分頃に出発。
横にいる欧米人がフィリピン人の女性を2人連れている。
女性の1人が自分に向かって、「I love you」と言ってきたから、「me too」と素早く返す。
そこから約1時間。
バタンガスに到着。
途中の景色も綺麗でした。
バスに乗り込む。
運転手に「何時に出発するの?」って聞く。
あと15分ほどで出発らしい。
よしよし、この調子でいけばフライトに間に合う。
15分経過。
出発しない。
25分経過。
出発する気配なし。
「あれ?」
かなり焦る。。。
船が一緒だったフィリピン人女性と欧米人も同じバス。
女性がちょこちょこ、ちょっかいかけてくる。
こっちはそれどころじゃない。
結局、予定より40分くらい遅れて出発。
でも、まだ前向き。
「まだギリギリ間に合うハズ!!」
バス出発してすぐに寝る。
そして、起床。
時計をみると2時間くらい寝ていたみたい。
バスは停車中。
信号待ちか、誰か乗車してるのかな。
5分経っても出発しない。
「信号長いな。」
と思っていたけど、明らかに信号でもなく、誰も乗車していない。
「なんでやねん。」
と思いながら、15分くらい経ったら欧米人が乗ってくる。
トイレだったらしい。
マジかよ!しかも、長すぎやろ。
この時点で「フライトに間に合わないのでは」とかなりの絶望感。
オワッタ。これはもうオワリだろ。
あー。初めての1人旅って厳しいね。
やっぱり人生は計画的に動いた方がイイね。
行き当たりばったりはダメやね。
とバスの中で1人思いつめる。
完全に諦めムードw。
しかし!!
自分の想いが届いたのか、バスが猛スピードで走りだす。
むっちゃ速い。マジで速い。
渋滞気味なのに、このバスはグイグイ進む。
徐々に希望の光が。。。
しかし、ここで気づく。
「俺、降りる場所わかんねぇわ。」
完全なる失態。
完全ノープランの行く末はこれかと。
しかし、まだ諦めない。
諦めたら試合終了ですから。
バスの運ちゃんの為にもこれは間に合わせねばならない。
すると、
バスが大きめの道路で停まって、乗客も何人か降りる。
でも見たことが無い景色。けど、マニラ市内には入っている気がした。
フライトまであと1時間30分?くらいあった気がするが、ここから空港まで何分かかるかはわからないし、確か飛行機ってフライトの何時間か前に受付しないと乗れなかった気が。。。
全てがど素人なので、むっちゃ不安になる。
しかもお金もない。
万が一空港まで遠かったら。。。
でも、ここで思い切って賭けに出る。
下車 。
バスから降りてやった。
ワイルドだぜぇ。でも、行き当たりばったりだぜぇ。
そこから、走り回ってタクシー探す。
出国税を除いて、使えるお金は数百ペソ。
500円くらいしか持ってないわけです。
タクシー見つける。
自分「100ペソで空港までいける?急いで行ってくれ」
タクシー「メーター使う。100ペソは無理。」
自分「じゃあ降りる。いいや。」(じゃあいいや作戦だったつもり。)
タクシー「わかった。じゃあ降りろ。」
「えぇーー。」ですわ。マジで。
これは、ヤバイか。100ペソじゃ行けない距離ってことか。
仮に間に合っても、金ねぇよ。
考えている暇はないので、またタクシー捕まえる。
自分「100ペソでいける?」
タクシー「無理。」
あー、やっぱ無理か。
メーターで行くようにお願いする。
自分「10分で行ってくれ」
と距離もわからないのに、無理な注文する。とにかく急いでと。
すると、10分で着く。
「えっ、マジ!」
しかも、料金もちょうど100ペソ。
奇跡。。。
タクシーのおっちゃんが
「ガソリン入れるからもうちょっとお金くれ」
とか意味不明な事言って来たが、絡んでる余裕はないので、さくっとお金渡して、空港までダッシュ。
持ち物を済まして、チケット受け取って、出国税払ってゲート到着。
「間に合った。」
ご褒美に、空港内でカレー食べる。
日本表記メニューのあるお店。
そして、支払いを済ます。
残金6ペソ(12円)。
お疲れ様です。
何とか無事に帰れそうです。
飛行機に乗る。
機内でこの旅を振り返り、余韻に浸る。
離陸。
機内で飲み物の販売始まる。
さっきのカレーで無性に喉が渇いている。
しかし、お金ない。
隣に居た「メガネの青年」に100円をペソに両替してもらう。ありがとう。
水購入。
そして、睡眠。
関空に着陸。
帰りの電車でも、ずっと余韻に浸る。
かなり強烈な経験だったなーと。
良い思い出ばっかりではなかったけど、何故かまた行きたいっていう衝動に早くも駆られている。
もっと色んな国に行きたい。
語学力ももっと高めたい。
外国人の友達いっぱい作りたい。
色んな想いが溢れ出てくる。
そして、これが大きな原動力となってくる。
マンネリ化していた自分の学生生活に強い刺激を与えてくれた。
今思うと、この経験がなければシンガポール留学をはじめ、東南アジアのバックパックや、ベトナムへは行っていないかもしれない。
旅のきっかけは衝動的なものやったけど、確実にこの後の人生に大きな広がりをもたらせてくれた。
短かったけど、かなり濃かったフィリピンでの海外初1人旅の話はここで終わりです。
ありがとうございます!!
次の海外は、この旅の約1年後にシンガポールへワーキングホリデーとして行く事になります!
では!!