2016年2月9日(火)曇り後晴れ

今日は2日と4日の検査の診断結果の日です。予約時間は11時30分でしたが、12時頃先生から結果と今後の治療方針を聞きました。


検査結果

1 MRI検査

<所見>

・前立腺の腫大は見られない。

内腺~右辺縁部にDWIBS信号異常あり。右神経血管束へと連続疑。

・病的リンパ節腫大や腹水の貯留を認めない。


<impression>

・前立腺癌、右神経血管束への進展疑。


CT画像


2 CT検査

<所見>

・胸水なし。

・肺野:微細点状影や末梢索状影あり。腫瘤影、浸潤影などの異常なし。

・縦隔・肺門:腫瘤性病変なし。

・腹水なし。

・肝:腫大なく、辺縁鋭、表面平滑。嚢胞あり。

・胆:壁肥厚なし。石灰化なし。

・膵:限局性腫大なし。主膵管の拡張なし。

・脾:腫大なし。

・腎:石灰化なし。左腎嚢胞。腎孟・腎杯の拡張なし。

・明らかな大動脈傍リンパ節腫大なし。

・膀胱:壁肥厚なし。

前立腺:48×39mm大、内腺造影効果目立つ。

・溶骨や骨破壊像なし。

<impression>

・肺野に微細点状影や末梢索状影あり。喫煙者であれば気腫や炎症後変化疑うが、そうでないなら転移否定はできず。

・その他転移明らかではない。


CT画像


3 骨シンチ検査

<所見>

・骨血流比:正常。

・骨:胸腰椎辺縁に集積散見→骨棘、変性等。

その他、異常集積は認められません。

・軟部組織:著見なし。

<impression>

・積極的に骨metaを疑う所見は指摘できません。


人骨
膀胱が黒いのは、尿のため。


治療方針

検査結果から手術は短期間で治療できますが、癌細胞が被膜まで達しているようなので再発する恐れがあるので、長期の治療だけど普段の生活で治療ができるホルモン療法と局所放射線療法で治療することにしました。

①ホルモン療法は1日1回の内服薬(カソデックスOD錠80mg:朝食後)と注射薬(月1回、もしくは3カ月に1回)併用します。

②局所放射線療法は手術と同程度の根治治療が期待でき、週5回×8週外照射します。

①で腫瘍細胞を抑え、②で根治治療を図ります。


治療計画


山歩き等でストレスを解消しながら、しばらくは前立腺癌と付き合い治療していきたいと思います。