ガン告知
体調が悪く、熱が有るため、風邪だと思い病院へ行く。
レントゲンを撮り、肺が白く写り、肺炎を起こしていた。
続いてCTを撮って画像を見て、医者が「右肺底部に癌が有るようだ」と言われそれを聞いっていた私は耳を疑った。
肺がんで死んで行った会社の同僚の事など、頭の中で色々かけ回っていた。
医者は私が疑っていると見たのか、「私も呼吸器科で何十年も見て来たので間違いない」
その一言で私は目の前が真っ暗、血の気が引いて倒れそうになった。
医者はそれを見て「そんなに落ち込むことないよ」画像を見せて「ここに癌が有るからその先に肺炎を起こしている」
そんな話を聞いていると今度は汗がどんどん出てきて、額がびっしょりになった。
その後は、魂を抜かれた人、生きている感じがしない、そんな形容詞がピッタリな状態だった。
食欲は落ち込み、何を食べても美味しく感じられず、すぐに食べられなくなった。
テレビを観ても面白くなく興味が湧かない。
なんで癌ができたのだろう?一生懸命働いて来てやっと定年になりこれから自由にやりたい事が出来ると云う時に、
自然に涙が出てくる。
癌を告知された人はみんなこんな風にせつなく悲しいモノなのか?
人生って不平等な事が多いなんても考えた。
