スペシャライズドの塚田さんから学んだこと。 | PRエクスプローラ

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唯一無二のマーケターを目指すべく日々精進。

ツーキニストを始めて、3年半。

毎日のように利用している愛車は、スペシャライズドのクロスバイク。

都内の移動をスピーディー、かつ快適にしてくれてます。

そして、今日。トラブルが。

駐輪した際、鍵を解錠しようとしたら、なぜか鍵を回しても空かなくなる。。。

ネットで調べると、鍵の110番といったサービスがたくさんあり、問合せ。
なんと出張での鍵修理は13,000円~からとのこと。高い!と思い、ほかも調べてみたら、相場が軽く
10,000円は超える。

困り果てた後、購入・メンテナンスで世話になっているスペシャライズドストアにTEL。

そこで電話に出てくれたのが塚田さん。相談すると、助けに来てくれるとのこと。

待つこと10分。塚田さん現る。

防犯登録を確認した後、チェーンをカットすることに。
(かなりあっさり切れたのはびっくり、工具あったらすぐに盗めてしまいますね。。。)

てっきりいくらか請求されるかと思いきや、何も言わずに戻っていかれる。
本当に感謝、感謝。もう丁寧にお礼言うぐらいしかなかった。


ここまでエピソードを長々と書いてきましたが、ここから学び、気づきが2点。

普段、ブランドやマーケティングに関する仕事をしている観点から見ると、この出来事は、
スペシャライズドのカスタマーサポート、スペシャライズドブランドのカスタマーエクスペリエンスに
該当する。一時的な利益ではなく、顧客のロイヤリティーの向上につながっている。

返報性の原理も働き、次回何か購入する際は、スペシャライズドで、さらには塚田さんから購入しようと印象付けられた。ブランドの姿勢なのか、塚田さん本人の姿勢なのかわからないが、とても素晴らしいサービスだった。


もう1つの気づきが、鍵修理市場の存在。
鍵といえば、家、車、バイク、金庫など主要な利用シーンが存在するが、あちらこちらで故障、取替が発生するのだろう。Googleで検索すれば、業者も様々存在し、リスティング広告も各社から出稿されている。細かい話、上位のCPCはどれぐらいなのだろうか。

家に入れない、金庫が開かないといった課題を解決するシーンは、比較的緊急性が高い、さらに重要性が高い。となると、あまりコストを吟味してる時間も取りにくいし、重要性が高いから値下げ欲求も起きづらい。加えて、鍵を利用するシーンが頻繁にあるから、故障回数もそれに伴って多いはず。
仮にこれが正しいとすると、鍵修理市場はけっこう利益率は良さそう?と感じた。
防犯ニーズ、引越し時の鍵交換ニーズなども含めるとどれぐらいの市場規模なんだろうな。

こういった普段気づかない市場を見つけて、考えてみるのは面白い。