エジプトのイスラム教最高指導者シャウキー・アラム師は1日、仮想通貨ビットコインについて「イスラムの教義に反する」とし、取引を禁止するファトワ(宗教見解)を出した。エジプト紙アハラムが伝えた。

 ビットコインは昨年12月中旬に2万ドル(約225万円)台まで達したが、その後1万3000ドルに急落するなど乱高下。アラム師は、投機対象になっていると指摘されるビットコインの取引が、イスラム教の戒律で禁止される賭博に似ていると強調。経済専門家と協議の上で「高い収益が見込まれる一方で、エジプトが自国通貨の安定を保てなくなる危険性がある」と指摘した。

 アラム師はイスラム法の解釈や適用について判断する最高権威。エジプトの金融当局も12月に投資家を仮想通貨に勧誘する行為は「法的責任が問われる詐欺の一種」と警告している。