2006年、千葉県船橋市に「日本初」のIKEAがオープン。以降、全国各地に出店が進む中、愛知県民・名古屋市民にとっては定番の「名古屋飛ばし」で、飛ばしに飛ばされ続けてはや11年。奇しくも同じ数字の今月11日、IKEA長久手が愛知県にオープンしました。

 オープン当日は、前日の昼から並んだツワモノも出現するなど、開店前には長蛇の列ができ、終日混雑。まさに地元にとっては待望の「東海地方初出店」でした。

 しかし、東海テレビに視聴者からある情報提供が。それは「40年前、名古屋駅の名鉄百貨店セブン館にIKEAがあった」というもの…。

「東海地方初出店」を覆す新説に、驚いた取材班。まずはその名鉄百貨店に真相を確かめるべく問い合わせました。

「当時のことを知っている担当者がいないので、答えられません」(名鉄百貨店)

 ならばと、街へ出て聞き込み調査を敢行。すると、ご高齢の方を中心に「名古屋の百貨店に出来た時、タンスを買った」「小学校のころ、学習机を買った」など、約100人中5人が、「40年前の名古屋のIKEA」を知っていると答えました。

 その存在を確信した取材班。名古屋市内の図書館へ向かい、過去の文献・資料をあたります。すると、名鉄百貨店の社史の中から、画像の通りの「証拠写真」を発見したのです!

 社史によれば、昭和45年から59年までの約14年間、IKEAが名古屋駅の名鉄百貨店内にあったとのこと。しかも、何と「名古屋飛ばし」どころか、当時「日本初」の店舗でした。

 昭和50年に撮影されたというその写真を見ると、気になるのがロゴマーク。形は現在のものとよく似ていますが、当時は赤いロゴでした。ちなみにその頃は、まだ「桐のタンス」や「ちゃぶ台」も使われていた時代。カラフルな色づかいのIKEAは斬新で、一躍若い女性のハートをつかんでいたようです。

 ちなみに、この件についてイケア・ジャパンに確認したところ…、

「別会社が運営していたものなのでコメントは差し控えます。イケア・ジャパンとしては全く記録がなく、IKEA長久手が『東海地方初出店』というのは間違いないです」(イケア・ジャパン)

 若い女性を中心に人気を博し、惜しまれながら姿を消して33年。愛知県に帰ってきたIKEAが、また東海地方の人々をトリコにしています。