中国・新疆ウイグル自治区の北部に位置するイリ・カザフ自治州で、住民に対して所有するスマートフォンに「監視アプリ」のインストールを呼びかける通知が出されたことを、自由亜州電台(RFA)が報じています。 

住民がインストールを求められたアプリは「Jinwang」と呼ばれるもの。目的は「テロリストや違法な宗教に関する映像・写真・ファイル類を所持していないか確認すること」だとのことで、該当するファイルがあった場合は削除を命じられます。 


Jinwangをインストールすると微信やSNS「微博(Weibo)」のログ、SIMカード情報、Wi-Fiのログイン情報などがサーバーに送信されてしまうのですが、インストールを拒否したり、一度インストールしたJinwangを削除したりすると、最大で10日間拘束されることがあるとのこと。 

中国のユーザーによる解析では、このJinwangは2017年4月に新疆ウイグル自治区・ウルムチ市の警察が開発したというセキュリティアプリ「百姓安全」に似ているとのこと。 

乌鲁木齐警方推“百姓安全”APP,市民遇到可疑情况可举报_中国政库_澎湃新闻-The Paper 
http://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1672043 

人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のマヤ・ワング上級研究員は、「中国では警察の要求を誰も拒否することができません。特に、新疆ウイグル自治区では厳しい状態です」「当局には公共の安全を守る責任がありますが、こうした大量のデータ収集はプライバシー侵害です」とこのやり方を非難しています。