中国四川省凉山イ族自治州は、少数民族が多く、自然豊かな土地として観光客にも人気の場所だ。そんな中、この土地に住む女性の体内から、巨大化した結石が大量に見つかった。その意外な理由を「中新網」(11月7日付)が報じた。

 各各木さん(34)は幼少期より地元の山から引いた水を飲み、地元で採れた野菜を日常的に食べていたという。また。積極的に運動もしており、はたから見るとその生活は健康そのものだった。ところが先日、体の不調を訴え、病院で精密検査を受けたところ、X線写真に目を疑うこととなった。

なんと彼女の腎臓に、大きな影が映っていたのだ。詳しい検査の結果、左右2つの腎臓には超巨大化した結石が、びっしり大量に詰まっていた。

 医師によると、腎臓結石は通常、中年男性に多く見られ、若い女性にはめったに見られないのだという。さらに医師はこの巨大な結石の原因について、非常に硬度の高い硬水を飲み続けたことを指摘。山の水には、カルシウムなどの鉱物が豊富に溶け込んでいたのだ。また、凉山地区の強烈な日差しの下で育った野菜にはシュウ酸が多く含まれ、それが体内に蓄積されていたカルシウムと結びつき、結石が巨大化していったことが考えられるという。各各木さんは今後、腎臓結石を取り除くため、計4回の手術を受けることになった。

 今回のケースは水と野菜という意外なものが原因だったわけだが、中国ではこのほかにも体内の結石が巨大化した事例が後を絶たない。

 今月4日、雲南省では、超巨大な膀胱結石の摘出手術が行われた。摘出された結石は。なんと重さ500グラム。大人の握りこぶしほどの大きさだったという。この男性患者は経済的な理由から病院に行くことができず、尿管結石同様、激痛を伴うといわれている膀胱結石の痛みに20年も耐えたのだという。

 同省の昆明市ではそれ以前にも、ある女性の胆のうから1万1,688個もの結石が摘出された例もある 。

 日本では近年、中国資本による水資源獲得の動きが報じられている。その背景には、安心して飲用できる水源に乏しいという事情があるようだ