大分県の農協が、地元特産の小ネギを農協を通さずに出荷した農家に対し、特産品としてのブランド名を使わせないなどの不当に差別した扱いをしたとして、公正取引委員会は独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査しています。

立ち入り検査を受けているのは、大分県の農協「JAおおいた」です。
関係者によりますと、この農協は地元特産の小ネギを「大分味一ねぎ」のブランド名で首都圏などに出荷していますが、農協を通さずほかの卸売業者に販売を委託した農家に対し、ブランド名を使わせないなどの対応を取っていたということです。

この結果、こうした農家はブランド名を付けた単価の高い家庭向けの商品をスーパーなどに出荷することができず、単価の安い業務用のネギしか扱えなくなったということです。

公正取引委員会は、農協の組合員である農家を不当に差別して扱う行為で、独占禁止法が禁止する不公正な取引方法に当たる疑いがあるとして調べています。

公正取引委員会は、全国一のナスの生産量を誇る高知県の農協に対しても同様の立ち入り検査を続けていて、農協を通さずに農産物を出荷しようとする農家に対する差別的な扱いの是正に力を入れています。

JAおおいたは「立ち入り検査を受けたのは事実です。検査には協力していきます」とコメントしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161027/k10010746271000.html