スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の積極的な参加者の歩行距離は同ゲームに興じる前と比べ26%増えたとする調査報告書が13日までに公表された。

ポケモンGOのゲーム参加者は米国で推定約2500万人だが、ポケモン探索の歩き回りが健康維持への好影響を生み、これらプレーヤーの寿命は合計で「283万年」延びた可能性があるとも説明した。

調査は米マイクロソフト系の研究所「マイクロソフト・リサーチ」がゲームと健康改善の因果性などを解明するために実施し、米コーネル・ライブラリー大学でインターネット公開された。ポケモンGOへの参加はより活発な運動実践につながるとの指摘は前から出ていたが、今回の報告書の結論はこれを裏付ける形ともなっている。

報告書は、ポケモンGOの誕生で、これまでほとんど体を動かさなかった米国人層が活動的に転じる傾向が判明したとも指摘した。

ポケモンGOのプレーヤーの歩数はゲーム開始前に比べ1日当たり194歩増えていた。約160メートル余分に歩いている計算になるという。この増加分は、性別、年齢、体重やライフスタイルに無関係ともしている。ポケモンGOは、米国民の体を使った活動で1440億歩増やす効果を生んだとも指摘。この歩数は月への往復旅行143回分に相当するという。

寿命との関連性では、1日当たり1000歩余計に歩き続ければ、寿命が41.4日延びるとも推測している。

今回調査は、健康関連用端末「マイクロソフト・バンド」と同社の検索サービス「ビング」の利用者3万1793人からのデータも参照材料にした。人気があるアップルやアンドロイドの健康関連アプリ4つの利用者データも参考にしている。

この結果、これらのアプリ利用者の場合は野外などでの活動面での影響はほとんど見られなかったが、ポケモンGOのプレーヤーの場合はがらっと変わったこともわかった。

ただ、同研究所は寿命が延びることを期待するならポケモンGOに興じ続けることが必要とも指摘。同ゲームは今年の夏に米国に登場後、爆発的な人気を集めたが、現在は下火になりつつあるともいわれる。