名古屋市の河村たかし市長が推進する名古屋城天守閣の木造復元事業で、市が入場料を500円から1000円に値上げし、事業費に充てることを検討していることが分かった。市民は50円値下げして450円とする。管理運営は民間委託し、経費節減を図る。市が22日の市議会経済水道委員会で説明する。
© 毎日新聞 名古屋城の天守閣=2015年6月、三上剛輝撮影
木造復元事業は2020年7月末の完成を目指しており、3月末に竹中工務店が優先交渉権者に決まった。総事業費は473億~504億円。河村市長は「全額、入場料でまかなう」としており、市が財源枠を試算していた。
市は入場者数を現在の2倍超の400万人以上に想定している。熊本地震で損壊した熊本城を再建する動きがあり、市議から「名古屋城に木材と人手を集める時期ではない」との声も上がっている。市は6月議会で事業の関連補正予算案を提案する見通し