韓国統一省は8日、北朝鮮が海外で運営する食堂の男性支配人と女性従業員の計13人が集団で脱出し、韓国に入国したと発表した。

 北朝鮮は中国、東南アジアなど12か国に約130の食堂を展開。年間1000万ドル近くの売り上げがあり、重要な外貨収入源となっている。同省は13人が働いていた国名などを公表していないが、国際社会の制裁で本国から「上納金」の督促が強まり、脱出を決意したという。

 同省によると、脱出した従業員らは、海外の報道などで北朝鮮の宣伝などは虚構だと知ったと証言。食堂の従業員らは、脱出しないよう党幹部の子息など北朝鮮では社会的地位の高い家庭から選ばれているのが一般的で、金正恩(キムジョンウン)体制にとって打撃となりそうだ。