世界選手権メダリストを含む4人の柔道選手について、検体から禁止薬物の「メルドニウム」が検出されたと報じた。

 匿名の情報筋は国営タス通信に対し、違反を犯したのは、ミハイル・プリャエフ、デニス・ヤルツェフ、ナタリア・コンドラチェワ、エカテリーナ・バルコワの4選手だと明かしている。

 それでもロシア柔道連盟は本件に関するコメントを拒否しており、禁止薬物を摂取したとされる選手の名前も発表していない。

 メルドニウムは、今年1月1日から禁止表に入り、女子テニス選手のマリア・シャラポワの薬物検査で、検体が同薬に陽性反応を示したと発表して以来、大きな注目を集めている。

 シャラポワの他にも、水泳選手のユリア・エフィモワ、スケート選手のセミョン・エリストラトフらロシアの名だたるアスリートが、メルドニウム摂取の違反を犯している。

 ロシアのビタリー・ムトコスポーツ相は、メルドニウムが禁止表に入ってから、これまで30人以上の選手から同薬が検出されたと述べている。