昨年、本誌が取材した際にEXILEのTAKAHIRO(31才)が「マツさん(松本利夫・40才)とUSAさん(39才)はびっくりするくらいやせてマジボクサーみたいでした」と、興奮気味に明かしていたのが、“おにぎりダイエット”。
ここ数年、ダイエットといえば糖質制限が主流だったが、糖質たっぷりのおにぎりを食べてやせる、なんとも不思議なダイエット方法だ。実はこれ、もともとつんく♂(47才)が考案したもので、主なやり方は以下の通り。
【1】1日1~3合のおにぎりを、朝昼晩食べる。おにぎりの量は朝1~2個、昼2~3個、夜1個を目安に。麺やパン、いもなどほかの炭水化物は摂らない。
【2】おかずは野菜中心。肉や魚は食べない。おにぎりの具は梅やおかか、昆布など。ツナマヨやカルビなどカロリーの高いものは避ける。
【3】みそ汁はOK。ただし具材は野菜を中心に、肉はNG。
【4】水分は水で。次にお茶。コーヒー、紅茶はノンシュガーで。
【5】飲酒、清涼飲料水、菓子はNG。
つんく♂は体が重いと感じると定期的に行い、10日間で約4kg絞るという。Over40がおにぎりダイエットをするメリットについて、管理栄養士で6年間、3000人の食事カウンセリングを行ってきた加勢田千尋さんはその効能をこう説明する。
「ご飯は消化がよく、消化に時間がかかる肉や魚に比べて、内臓に負担をかけないというのが最大のメリットです。そして食物繊維がたっぷり含まれているので腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境の改善に役立ちます。
これはつまり、おなかぽっこりが解消されたり、基礎代謝が上がってやせやすい体になることが期待できる。それに粒状の食べ物は自然と咀嚼回数が増えますから、唾液も分泌され、消化が促進されたり、満腹中枢を刺激して食べすぎ防止にもつながります。
さらに、脂質、塩分が少ないこともポイント。パンには多いもので約27%の脂質が含まれますが、ご飯には0.3%しかありません。脂質の分解が体質的に苦手な日本人にはその点でも有利です。また、むくみやすい人には塩分も大敵ですが、パンにはバターを塗らなくても塩分が1g以上あるのに比べ、ごはんは0g」(加勢田さん・以下「」同)
このほか、代謝を阻害する添加物が入っていない。1日3回、規則正しく食べることで体内時計が整う。血糖値の急激な上昇を防ぎ、ホルモンバランスを正常に整える――などメリットだらけ。その具体的な実践法について、加勢田さんが教えてくれた。
◇ご飯は冷たくてもOK
「ご飯を冷やすとレジスタントスターチというでんぷんが形成され、太りにくくなるといわれています。ですが冷やご飯の味が好きではない場合は温めて食べたほうがベター。ストレスに感じるのと、摂った栄養素を脂肪として蓄積してしまうからです」
◇個数は、女性なら朝1~2個、昼2個程度、夜1個程度。
「40代以上の女性の場合はつんく♂さんより控えめに」
◇おにぎりの具に制限なし。
「具材は、できれば梅や昆布、豆などがおすすめですが、肉や魚が入ったとしても、おにぎりの中に入る大きさくらいなら、厳密に制限しなくても大丈夫でしょう」
◇1週間から10日程度継続
「女性の場合は、鉄分不足で貧血になる可能性がありますから、長期続けるのは避けましょう。また脂質が足りなくなるので、肌のうるおい不足を感じたら、洗ったお米にオリーブオイルなど良質な油を少し混ぜて(2合に対して小さじ1くらい)炊いてもいいですね」
ここ数年、ダイエットといえば糖質制限が主流だったが、糖質たっぷりのおにぎりを食べてやせる、なんとも不思議なダイエット方法だ。実はこれ、もともとつんく♂(47才)が考案したもので、主なやり方は以下の通り。
【1】1日1~3合のおにぎりを、朝昼晩食べる。おにぎりの量は朝1~2個、昼2~3個、夜1個を目安に。麺やパン、いもなどほかの炭水化物は摂らない。
【2】おかずは野菜中心。肉や魚は食べない。おにぎりの具は梅やおかか、昆布など。ツナマヨやカルビなどカロリーの高いものは避ける。
【3】みそ汁はOK。ただし具材は野菜を中心に、肉はNG。
【4】水分は水で。次にお茶。コーヒー、紅茶はノンシュガーで。
【5】飲酒、清涼飲料水、菓子はNG。
つんく♂は体が重いと感じると定期的に行い、10日間で約4kg絞るという。Over40がおにぎりダイエットをするメリットについて、管理栄養士で6年間、3000人の食事カウンセリングを行ってきた加勢田千尋さんはその効能をこう説明する。
「ご飯は消化がよく、消化に時間がかかる肉や魚に比べて、内臓に負担をかけないというのが最大のメリットです。そして食物繊維がたっぷり含まれているので腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境の改善に役立ちます。
これはつまり、おなかぽっこりが解消されたり、基礎代謝が上がってやせやすい体になることが期待できる。それに粒状の食べ物は自然と咀嚼回数が増えますから、唾液も分泌され、消化が促進されたり、満腹中枢を刺激して食べすぎ防止にもつながります。
さらに、脂質、塩分が少ないこともポイント。パンには多いもので約27%の脂質が含まれますが、ご飯には0.3%しかありません。脂質の分解が体質的に苦手な日本人にはその点でも有利です。また、むくみやすい人には塩分も大敵ですが、パンにはバターを塗らなくても塩分が1g以上あるのに比べ、ごはんは0g」(加勢田さん・以下「」同)
このほか、代謝を阻害する添加物が入っていない。1日3回、規則正しく食べることで体内時計が整う。血糖値の急激な上昇を防ぎ、ホルモンバランスを正常に整える――などメリットだらけ。その具体的な実践法について、加勢田さんが教えてくれた。
◇ご飯は冷たくてもOK
「ご飯を冷やすとレジスタントスターチというでんぷんが形成され、太りにくくなるといわれています。ですが冷やご飯の味が好きではない場合は温めて食べたほうがベター。ストレスに感じるのと、摂った栄養素を脂肪として蓄積してしまうからです」
◇個数は、女性なら朝1~2個、昼2個程度、夜1個程度。
「40代以上の女性の場合はつんく♂さんより控えめに」
◇おにぎりの具に制限なし。
「具材は、できれば梅や昆布、豆などがおすすめですが、肉や魚が入ったとしても、おにぎりの中に入る大きさくらいなら、厳密に制限しなくても大丈夫でしょう」
◇1週間から10日程度継続
「女性の場合は、鉄分不足で貧血になる可能性がありますから、長期続けるのは避けましょう。また脂質が足りなくなるので、肌のうるおい不足を感じたら、洗ったお米にオリーブオイルなど良質な油を少し混ぜて(2合に対して小さじ1くらい)炊いてもいいですね」