どの季節に生まれたかということが、その人のアレルギーに深く関係している可能性があるという。英国サウサンプトン大学の研究者を中心とする研究グループが、このことを突きとめた。 研究の詳細は、アレルギーに関する医学専門誌「Allergy」に発表されている。
DNAのメチル化が鍵
研究者グループは367人の対象者からDNAを採取し、特定の何カ所かがメチル化されているかどうかを調査。 メチル化とはDNA中の炭素原子にメチル基がくっつく現象で、DNAにちょっとしたアクセサリーが付くようなものと考えてよい。
アレルギーの種類と誕生日に関係が
次に研究者たちは、このメチル化と対象者のアレルギー反応(喘息、発疹、花粉症など)との関係を調べ、ある決まったメチル化のパターンがアレルギー反応と密接に関係していることを突き止めた。 またその一方で、研究者たちは対象者の誕生日に注目し、アレルギーを引き起こすメチル化のパターンと、対象者が生まれた季節を比較した。すると、生まれた季節とメチル化のパターンにも関連があったという。 つまり、生まれた季節によって、どのようなアレルギーになりやすいかが決まっていると考えられる。
秋冬生まれは喘息になりやすい
現在、研究者たちは、生まれた季節が具体的にどのようなアレルギーに関連するのかを調べている。 今のところはっきり言えるのは、「秋、冬に生まれた人はアレルギー性喘息になりやすい」ということらしい。