疲れを癒やすはずの家庭用マッサージ器に潜む危険。骨折、内出血の相談が相次いでいる。
東京都内の家電量販店で、来店客を気持ちよくおもてなししているのは、家庭用電気マッサージ器。
「ヤマダ電機 LABI品川大井町店」では、マッサージチェアのほか、いすに置くタイプや足専用のものなど、およそ100点のマッサージ器を扱っている。
近年、売り上げが増加し続け、2013年には、およそ195万台が販売された家庭用電気マッサージ器。
しかし、使い方を誤ると、「気持ちいい」が、「痛い」に変わってしまう危険も指摘されている。
21日、国民生活センターが注意喚起を行ったのは、家庭用マッサージ器の使用によって起こったトラブル。
その内容は、「マッサージチェアを、ほぼ毎日、15分使用していたところ、頭痛がし、吐いた。医者に『マッサージチェアが原因だろう』と言われた」、
「フットマッサージ器を使用していたところ、太ももが内出血した」、「通販でマッサージチェアを買い、
使用したところ、挟まれて肋骨(ろっこつ)が3本折れ、45日間入院した」などというもの。
トラブルを訴える人の6割が60歳以上で、7割が女性だという、家庭用マッサージ器によるトラブル。
およそ5年間で、253件の相談が寄せられている。
中でも、治療期間が1カ月以上となった事例は38件あり、神経・脊髄の損傷が10件、骨折が6件と、重篤なものもあった。
こうした相談は、増加傾向にあるとして、注意を呼びかけている。
