中国国営中央テレビ(CCTV)が12日夜に放送した告発番組で
「済州島のカジノの顧客は80%が中国人で、カジノは中国の賭博客を誘致するため、
無料旅行や性的接待を掲げた不法な顧客誘致を行い、中国公安当局に摘発された」などと報じた。

今回の報道は、韓国に押し寄せる中国人賭博客と韓国の一部カジノの不法な営業行為に警告を発したものとみられる。

中国は汚職問題と関連づけ、国民の賭博を徹底して処罰している。
美容整形手術の副作用に関する集中報道に続く「韓国たたき」だという見方もある。

CCTVが入手したとするあるカジノの約定書には
「10万元(約189万円)相当のチップと交換すれば、『専門マッサージサービス』1回、
20万元で韓国三流女優またはモデルとのベッドイン1回、
50万元で三流女優またはモデルが2泊3日を共にするサービスを受けられる」と書かれていた。

一部カジノは中国に事務所を開設し、賭博客を直接募集したことから、中国公安当局に摘発されたという。

CCTVは済州島の中国領事館関係者の話として
「カジノ周辺の金融業者から借金をして、脅迫されたり、旅券を奪われたりする中国人が相次いでいる」と伝えた。