韓国のテレビ局MBCは、韓国消防防災庁が消防車の進入が困難な狭い路地でも火災現場に迅速に到着できる消防バイクを導入したものの、無用の長物になっていると伝えた。
1台当たり1900万ウォン(約190万円)をかけて導入した「消防バイク」は、狭い路地でも車が渋滞していても、隙間をすり抜けて素早く現場に到着できると期待されていた。しかし、問題は到着した後のこと。
火災を消火するための機材は消火器3本で、1本につき10秒、計30秒の噴射が終わるとなすすべはない。消火用ホースを搭載して消火栓と接続することもできるが、消火栓を 操作する隊員とホースを持って消火する隊員の二人が必要となり結局のところ消防車が到着するまで待つしかない。