ロシアの17歳の少年が、コンピューターゲームにあまりにも夢中になりすぎて命を落としてしまった。健康であったはずの少年、
しかし長期にわたる座り続けの姿勢に身体は耐えられなかったようだ。

ロシア連邦のひとつ、バシコルトスタン共和国のウチャリに暮らしていた17歳のルスタム君(それ以上の情報は明らかにされず)。
足の骨を折って自宅で療養を続けていたこの少年は、22日間ぶっ続けでコンピューターゲームの
『Defense of the Ancients(DotA)』に没頭する日々を送っていた結果、8月30日に自分の部屋で突然倒れた。

救急車で病院に搬送されたもののすでに心肺停止の状態であったというルスタム君。そのゲームを始めたのは8月8日で、
唯一の休息はトイレ、食事、昼寝、夜の睡眠の時だけであったという。

診断した医師が口にしたのは「肺塞栓症(深部静脈血栓症)」いわゆるエコノミークラス症候群という病名。

現代において子供たちの命を奪う危険が最も高いものの一つに、間違いなくコンピューターゲームへの依存が挙げられるという。