健康診断などで、「血糖値が高め」だと言われたことはありませんか?

もしそうであれば、糖尿病の初期症状がないかどうか注意してみた方がいいかもしれません。

内科医の小田切ヨシカズ先生に“注意すべき糖尿病の初期症状”についてご紹介いただきました。



■1:尿の量が多くなる

「糖尿病の初期症状のひとつに、尿の量が多くなる、というものがあります。これは、糖が尿の中に出るときに、水分も一緒に排出してしまうからです。1度に出す尿の量が増えるだけでなく、尿の回数が多くなるのも初期症状のひとつですので、注意してみてください」

頻尿はほかにも“過活動膀胱”などの症状として現れることもあるそうです。気になる方は病院で受診してみた方がよさそうですね。



■2:のどが渇く

「のどが渇くのは、尿の量が多くなることと関連しています。糖とともに水分が尿として排出されるために、体の中の水分が足りなくなってのどが渇くのです。のどが渇いて夜中に目が覚めることもあります」

これまで暑い季節だったので、最近はのどが渇くことも多かったかもしれませんが、これからの季節もその症状が続くようであれば要注意かもしれません。



■3:体重が急に減る

「常に空腹を感じ、食事を摂っているのに、体重がどんどんと落ちていっていませんか?

それは糖尿病の初期症状かもしれません。糖尿病にかかると、糖分をエネルギーに変えることができなくなるため、脂肪や筋肉のタンパク質を分解してエネルギーを確保するようになります。そのため、体重が減るのです」

体重が減ることは喜ばしいと思う方もいるかもしれませんが、糖尿病の初期症状のおそれもあるんですね。特に、体重の減少に思い当たる節が無い場合、注意が必要ですね。



■4:体が疲れやすくなる

「これは体重減少の理由として述べたことと関連しています。糖分をエネルギーに変えることができないため、体がガス欠のような状態に陥り、疲れやすいと感じるのです。また、体重減少によっても疲れやすさを感じるようになります」

体力がなくなってくると「歳のせい」だと思い込んでしまいがちですが、どうやらこれも糖尿病の初期症状なのだそうです。



いずれの症状も痛みはないため、すぐに病院に行ったり、治療を受けたりする人が少ないのですが、糖尿病は悪化すると様々な合併症を併発するため、早め早めの治療が肝心だそうです。