香港政府は公けの場での英語使用を控えることが増えている。対費用効率を考えてのことと説明するが批判は収まらない。本来、返還後の香港の公用語は基本法の下、中国語と英語に定められており両者の地位は対等のはず。

しかしメディアに対しては英語版での発表を省き、国際的金融都市を目指すにしては英語の「脇役」扱いに上海など主要都市の追随を許しがち。

さらに教育面でも中国語での英語指導が生徒の意欲低下を招くという危惧がある。この矛盾に満ちた政府の言語政策、背景には返還後の大陸との力関係が見え隠れ?