ジャッキー・チェン、「金持ちにとって服役は悪いことではない、よい休息になる」

ジャッキー・チェン（成龍）がＡＰ通信の取材で、息子のジェイシー・チャン（房祖名）の服役について言及し、「服役は悪いことではない。特に忙しくて仕方がない金持ちにとっては」と述べた。６日付で参考消息網が伝えた。

５日付のフランスラジオ局ＲＦＩ（電子版）によると、ジャッキーは「自分の友人たちのように、金持ちの多くは毎年、１０日～１カ月の休みをとって山に籠る」が、「自分は忙しすぎて１０日の休みすらとれない。だから、たまに時間を作って服役する必要があると思っている。一部の金持ちは強制した方がよい。今の時代、全員がそうするべきだ。みな忙しすぎるから」と語った。

今年３２歳のジェイシーは昨年、北京のマンションを他人が麻薬を使用する場所として提供した罪で懲役６月の判決を受け、今年２月に出所した。出所後は母親と共に台北で暮らしている。これについては、「ジェイシーの服役でかえって親子関係が深まった」とジャッキー。

「事件を知った直後は激しい怒りを覚えた。中国人の伝統的な意識に従って、ジェイシーのことはもう助けないと思ったこともあるが、その後、映画の撮影でウィル・スミス親子の姿を見て、こんなに頑固ではいけないと思った。ジェイシーと一緒に映画やアルバムを制作するつもりだ」と語った。