「美容師が男性に髪のカットだけ行うことはできない」というルールが撤廃される見通しだ。

今月中にも閣議決定か?

読売新聞 によると、「美容室は男性に髪のカットだけのサービスはできない」というルールが撤廃されるという。

政府が今月中にも閣議決定する見通しだ。

1978年に厚生省が通知

なぜ今まで美容師が男性の髪カットだけを行うのがNGとされていたのだろうか?

1978年に厚生省が出した次の局長通知が根拠となっている。

美容師が、コールドパーマネントウエーブ等の行為に伴う美容行為の一環として、カッティングを行うことは、その対象の性別の如何を問わず差し支えないこと。また、女性に対するカッティングは、コールドパーマネントウエーブ等の行為との関連の有無にかかわらず行って差し支えないこと
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美容師は女性客には髪のカットだけしてもいいが、男性客は美容行為の一環として行う場合のみカットしていいという内容だ。

首相の美容室通いで問題浮上

今年3月、安倍首相が東京渋谷の美容室に毎月髪を切りに行っていることが報じられ、「安倍首相の髪をカットしている美容室は違法ではないか?」と指摘された。

この報道を受けて、「美容師が男性の髪カットだけをしてはいけいないというルールは時代に合わないのでは?」と広く問題視されるようになったのだ。

規制改革会議でも「時代遅れだ」という異論が相次ぎ、改革案に見直しが盛り込まれることになった。

ネット上には「ようやくか…」という声

美容師が男性の髪カットだけするのはNGというルールが撤廃されることについて、ネット上にはさまざまな意見が投稿されている。

今まで男は美容室でカットして悪かったんだ!し、知らなかった!美容師も理容師も同じだと思ってたよ本当に意味のないルールだな今さらですねさっさと変えればよかったものを美容=女性、理容=男性ってイメージ取っ払いたい

「今さらか…」と呆れ声や、「そういうルールがあったこと自体知らなかった…」という驚きの声が投稿されていた。