世界初の性器移植手術を受けた南アフリカの男性が、パートナーの女性を妊娠させることに成功、半年後には生まれてくる赤ちゃんの父親となる予定だそうです。

今回の発表は、手術を執刀したケープタウンのステレンブーシュ大学の泌尿器科主任、アンドレ・ファン・デ・マーウィ教授によっておこなわれたもので、男性のパートナーはすでに妊娠4か月目に入っていて、これは移植手術がうまくいったことを示していると同教授は述べています。

男性は21歳という年齢だけで詳細はあきらかにされていませんが、18歳の時に包皮の一部を切除する割礼に失敗。根元の1センチを残しペニスを失い、昨年12月に脳死したドナーからの提供をうけてケープタウンのタイガーバーグ病院で移植手術を受けました。9時間にも及んだ手術後の経過は順調で、移植の5週間後にはパートナーとの間で再び性交渉をもつことができるようになったといいます。

男性は移植されたペニスを受け入れました。今回、ペニスには男性の肌の色とマッチするように調整もおこなわれました。ただ、ペニスの移植手術そのものは、2006年に中国でおこなわれています。

広州総合病院でおこなわれた15時間もの顕微手術は、医師団によると一応は成功したそうです。同じく根幹部1センチを残してペニスを失った44歳の患者のドナーとなったのは脳死した20代の青年でした。術後には排尿も問題なく行えましたが、患者と患者の妻の訴えで抜去しました。患者自身の心の問題だったと伝えられています。

一方で慣例となっている通過儀礼、南アフリカのコーサ族では、不衛生な環境のもとでおこなわれる割礼の失敗により、毎年250本もの若いペニスが失われています。