実在しない大学の名称リストが発表された。これら実態のない虚偽の大学は、全国で少なくとも210校を数える。これら架空大学の虚偽登記地は、北京市で83校(全体の44%)、上海市で15校(全体の8%)、山東省で12校(全体の6%)など。

具体的には、中国郵電大学、上海工商学院、中国科技管理学院、長江科技学院など。これらの架空大学は、ネット上のみのサイトとして運用される。もちろん在校生や卒業生は実在しない。サイト内のコンテンツは、実在する大学のそれをコピーする例が多い。学歴詐称に使われるほか、学生募集に絡んだ詐欺の舞台となることがある。

名称の頭に「中国」「北京」「首都」「華北」「華東」などの地名が冠されるという。また、その大部分に「財経」「管理」「経済」の語句が使用される。ドメイン登録に関しても、URLの末尾に「.com」または「oip」や「.cn」が多用される。実在する国家教育機関の場合なら、「.edu.cn」で終わるはずだという。