2009年、イタリアの天文学者ガリレオの指2本が、最後に確認されてから300年ぶりに発見された。オークションで個人によって落札されたものだが、いったいこれはなんなのか、疑問を抱いた当人がフィレンツェの科学史博物館に持ち込んだことがきっかけだった。

 ガリレオの遺体が一時的な墓から、最終的な墓地へと移されたときに、3本の指が切り取られたのが1737年3月。下顎に残っていたラスト1本の歯も取り除かれ、2本の指とともにガラスビンの中に封印されたが、1905年以降、行方がわからなくなっていた。オークションにかけられたビンの特徴は、そのガラスビンと細かいところまで一致していたが、中身を示したラベルはなくなっていたため、売り手も競売人もこれがそれほど重要なものとは気がつかなかった。

 3本目の指については、科学史博物館が1927年から所有していたため、初めて3本の指がそろったことになる。切り取られた指はいつもガリレオがペンを持っていた指だったという。