中国メディアの中国軍網は17日、日本が近年、潜水艦の研究開発に力を入れているとし、15年度にリチウムイオン電池を搭載する最新のそうりゅう型潜水艦を導入し、海上作戦能力を高めようとしていると報じた。

 記事は、そうりゅう型潜水艦について「現時点で世界でももっとも先進的な通常動力型潜水艦の1つ」と紹介したうえで、対潜水艦作戦や対艦作戦をはじめとするさまざまな任務を遂行できる潜水艦だと報じた。

 続けて、日本ではすでに5隻のそうりゅう型潜水艦が就役しているほか、今後は10隻を新たに建造する計画だと紹介。特に15年度に導入を計画しているそうりゅう型潜水艦はリチウムイオン電池を搭載するなど電力システムが改善された最新型だと伝えた。

 さらに、従来のそうりゅう型潜水艦に搭載されている鉛蓄電池に比べ、リチウムイオン電池は多くの利点があると伝え、体積エネルギー密度、重量エネルギー 密度ともにリチウムイオン電池は鉛蓄電池の3倍以上に達すると紹介。同じ体積の電池である場合、リチウムイオン電池はより軽く、より多くのエネルギーを貯 めることができると伝えた。

 また、充電や放電容量においてもリチウムイオン電池は鉛蓄電池より優れているとしたほか、安全性や安定性も高いと指摘し、そうりゅう型潜水艦にリチウム イオン電池が搭載されることで「作戦能力の向上だけでなく、その安定さから敵艦に発見されるリスク低下にもつながる」と紹介。リチウムイオン電池の搭載と いう技術革新によって、そうりゅう型潜水艦の総合性能はさらに向上する見通しだと論じた。

知らない間に日本も軍事国家になりつつあります。