100円の商品を中心としていた「100円ローソン」の2割超の店舗が閉店になるらしい。

100円ローソンが2割減へ

日本経済新聞の報道によると、ローソンは「ローソンストア100」の2割超に当たる約260店舗を閉店、小型スーパー「ローソンマート」事業から撤退するという。

撤退後、一部店舗は医薬品販売を併設するコンビニエンスストアなどに転換するようだ。

「スーパー並みの品ぞろえと便利さ」を武器に展開

ローソンストア100(100円ローソン) 」と「ローソンマート」は、ローソンの子会社である「(株)ローソンマート」が店舗展開を行っていた。100円ローソンの店舗数は、昨年末で1156店舗。

100円ローソンは、スーパー並みの品数とコンビニエンスストアの便利さを武器に、地域密着型の店舗として住宅街や街などで店舗を展開していた。

有名メーカーとタイアップして作った「プライベートブランド商品」や専用農場「ローソンファーム」から届く新鮮な農産品、100円で少量の品を購入できるなど、他のコンビニエンスストアとは一味違った戦略で、幅広い世代から支持を得ていたという。

しかし、小型スーパー各社との競争激化により、業績が悪化。ローソンが発表した「2015年2月期第3四半期決算 」によると、(株)ローソンマートの売上高は572億7200万円とプラスだったが、営業利益はマイナス14億4500万円、経常利益はマイナス14億3700万円だった。

「便利だったのに」と閉店を惜しむ声が続々

今回の報道を受けて、ネット上には閉店を惜しむ声が多く届いている。

「近所の100円ローソンは大丈夫だろうか?」と心配する声がたくさん見られた。

コンビニエンス業界は「弱肉強食」に

現在、コンビニエンスストアの国内店舗数は5万店を越えており、既に飽和状態だ。また、大手チェーンと中小の格差は拡大し、弱肉強食状態となっている。

四国では、セブンイレブンなど大手の出店により競争が激化し、コンビニエンスストア「ポプラ」が2月上旬までに香川県内の全店を閉店することを決めた。

セブンイレブンやローソンなどの大手チェーンは、カウンター事業の強化やネット通販会社との連携などを行い、攻めの姿勢を続けている。

コンビニエンスストア業界の市場競争は、今後も激しさを増しそうだ。