航空機製造大手の欧州エアバス・インダストリーが、総2階建ての超大型旅客機A380の機体更新もしくは製造中止かの選択を迫られる重大な局面に直面している。
同機の販売不振が背景にあり、今年は新たな航空会社からの発注はこれまでない。唯一の受注は航空機リース企業からのものだったが、同社はA380は売り込みにくいとも認めている。
エアバスグループのトム・エンダース最高経営責任者(CEO)は投資家との会合で、同機の将来について中短期的な決定が必要との認識を示した。この決定はあくまでビジネス上の観点から検討されるとも述べた。
同社はA380の性能向上などが優先事項としていたが、グループ全体の収益を削がない形で進めるのが必要とも強調していた。財務担当責任者は製造中止も選択肢の1つだろうと認めている。
同社は、A380機開発に絡む収支決算については顧客と契約済みの受注額の効果で今後3年内に損益なしの水準に到達するとの見通しを示していた。ただ、2018年やそれ以降の業績については不透明となっている。
A380導入を決めた一部の航空会社が契約内容を見直す動きも出ている。エールフランスは12機発注していたが、2機の引き取りを延期することを決めた。
エアバスは現在、A380の燃費効率などを改善させるため新たなエンジン採用による機体更新を迫られている。
同機の開発には15年を要し、投入した費用は250億米ドル相当となっていた。現在の為替相場では約2兆9750億円となる。製造開始は10年前だった。
同機の製造中止という最悪のシナリオが現実となった場合、調達済みの航空会社が反発する可能性もある。ロイター通信によると、同機の大量導入を進めている中東エミレーツ航空のティム・クラーク社長は「我々はこの航空機で窮地に陥っている」と語った。
昔は、大きな飛行機がステータスだったけど今は小さくて燃費の良い飛行機が中心になったという事です
同機の販売不振が背景にあり、今年は新たな航空会社からの発注はこれまでない。唯一の受注は航空機リース企業からのものだったが、同社はA380は売り込みにくいとも認めている。
エアバスグループのトム・エンダース最高経営責任者(CEO)は投資家との会合で、同機の将来について中短期的な決定が必要との認識を示した。この決定はあくまでビジネス上の観点から検討されるとも述べた。
同社はA380の性能向上などが優先事項としていたが、グループ全体の収益を削がない形で進めるのが必要とも強調していた。財務担当責任者は製造中止も選択肢の1つだろうと認めている。
同社は、A380機開発に絡む収支決算については顧客と契約済みの受注額の効果で今後3年内に損益なしの水準に到達するとの見通しを示していた。ただ、2018年やそれ以降の業績については不透明となっている。
A380導入を決めた一部の航空会社が契約内容を見直す動きも出ている。エールフランスは12機発注していたが、2機の引き取りを延期することを決めた。
エアバスは現在、A380の燃費効率などを改善させるため新たなエンジン採用による機体更新を迫られている。
同機の開発には15年を要し、投入した費用は250億米ドル相当となっていた。現在の為替相場では約2兆9750億円となる。製造開始は10年前だった。
同機の製造中止という最悪のシナリオが現実となった場合、調達済みの航空会社が反発する可能性もある。ロイター通信によると、同機の大量導入を進めている中東エミレーツ航空のティム・クラーク社長は「我々はこの航空機で窮地に陥っている」と語った。
昔は、大きな飛行機がステータスだったけど今は小さくて燃費の良い飛行機が中心になったという事です