米アイオワ州は、全米初となるスマートフォン上に表示できる運転免許証の開発を目指している。アプリケーション(応用ソフト)を利用するもので、従来のプラスチック製のカードと共存できる。

 アイオワ州の運輸局長は、この計画の進捗(しんちょく)状況を同州のブランスタッド知事に今月8日に報告している。運輸局の広報担当者アンドレア・ヘンリー氏によると、現在アップルのiOSとグーグルのアンドロイド向けのアプリが開発中で、無償で配布される予定だという。ヘンリー氏は、このアプリが2015年にリリースされるとの報道があったものの、運輸局としてはその時期が不確かだ考えていると述べ、その一因として「プライバシーとセキュリティーに関する懸念がある」ことを挙げた。

 懸念事項の一つは、警察官がどのようにしてスマホと接触するのかだ。例えば、警察官がアプリの免許証をチェックしている間に、停車を命じられたドライバーが何か罪となるようなテキスト(メッセージ)を受け取った場合、どうなるのかといったことだ。ヘンリー氏は「スマホが持ち主であるドライバーの手を離れないかたちで」アプリが機能するようになると考えている。例えば、ユーザーはスマホを所持したままで、警察ないし運輸保安局の係官が免許証を電子的にスキャンできるようにする。警官ないし係官がスマホを手にして操作する必要をなくすのだ。

 アイオワ州が対応しようとしているもう一つの課題は、スマホに送られてくる通知が警官などに見えないようにする手法を見つけることだ。つまり警官が免許証をチェックしている間、スマホの通知を見なくても済むようにする手法だ。同州はまた、免許証の偽造を防ぐ方法にも取り組んでいる。免許証の写真がわずかに動くようにして、スクリーンショットと区別できるようにする機能が検討されている。

 各地の運輸局の職員を代表する非営利団体、米国自動車管理者協会(AAMVA)は新しいアプリについて、これまで運輸局のウェブサイトがそうであったように、ドライバーの利便性を高めるだろうと指摘する。AAMVAは「アイオワ州の革新的な試験計画が新たな機会を探るだろう」とした上で、セキュリティーを高める必要があるのも確かだと述べた。

 新しいアプリを開発するMorphoTrust USA社(元L-1アイデンティティー・ソリューションズ社)は約半世紀にわたって運転免許証の技術開発に取り組んできた。マサチューセッツ州に本拠を置く同社の実績の一つは、1958年に初の写真入り免許証を作っ

たことだ。ジェニー・オープンショー副社長によると、スマホの免許証については他の20以上の州とも協議しているという。

試みは、おもしろいと思います。 一昔は、日本の携帯がガラパゴスと言われていたがスマホになって本当なら日本が得意分野のはずがiPhone、ギャラクシーのサムソンに負けている。

時代の流れの速さを感じる!