「1999年に人類が滅亡する」。と一部解釈された大予言者ノストラダムス(1503~1566年)の予言は、当時大きな社会現象を巻き起こしたわけだが、どうにか滅亡せずに済んだようだ。私も当時、かなり本気で信じていたので悔いのない人生を送るために数々の黒歴史を築き上げてしまった。ああ無情。

 ノストラダムスは、他にも数多くの予言を残しており、自身が出版した『予言集』に記している。その初版(1555年)には自分の死後11年後にこの本が脚光を浴び始めると予言されていた。以降、西暦7000年まで起こりうることが難しい比喩を使って書かれている。それ故にどうとでもとれる解釈ができてしまうあたりが商売上手だ。

 世界各地には今でも、彼が透視した未来の出来事を信じる人々が大勢存在する。ということで、話のタネにノストラダムスが残した2015年度の予言をチェックしておこう。


10. 言語の違いが消え去る
 ノストラダムスが「新たなるエンジン」と呼んだものの発明によって、世界は「バベル以前の日々かのごとく」になるそうだ。この予言は何語にでも有効な翻訳機、おそらくコンピューターに言及しているのだろう。彼によれば、この開発に成功することで、間もなく国家が終わりを迎えるそうだ。


9. 死者が甦る
 「ミレニアムの時代から間もなくして、地獄が手狭となり、埋葬された死者が墓場から這い出るだろう」とノストラダムスは警告している。この不気味な予言は、『ヨハネの黙示録』とも一致している。


8. 世界経済が崩壊する
 ノストラダムスによれば、「富める者は、繰り返し死ぬことになる」そうだ。2009年以来、世界経済は常に破綻の瀬戸際にあった。予言が当たったとしても不思議はない!アメリカは債務上限の引き上げを決定し、さらに危険な領域へ足を踏み入れようとしている。


7. ヴェスヴィオ山の噴火
 イタリア・カンパーニア州にあるヴェスヴィオ火山が、2015年後半から2016年前半にかけて噴火する可能性が高く、その規模もかなり大きなり甚大なる被害をもたらすだろう。昼間に噴火すれば、粉塵によって周囲の地域は闇に包まれるはずだ。溶岩や灰流が流れ出る前は5~10分おきに地震が発生し、6,000~16,000人の命が奪われると推測される。


6. 人の寿命が200歳を越える
 医学の進歩によって、人の平均寿命が200年を越える。ノストラダムスによれば、80歳の老人が50歳程度の容姿を保っているそうだ。


5. 放射線によって焦土と化す
 「王たちが森を奪い、空に穴があき、野は熱によって焼かれる」ことになる。これは熱帯雨林減少の結果、オゾン層が破壊され、有害な紫外線が降り注ぐことへの警告である。


4. アメリカ西部で大地震が発生する
 これがイエローストーン付近に言及したものであるかどうかは判らない。これまでアメリカ本土で起きた主な噴火は、1915年5月カリフォルニア州ラッセン山と、1980年5月ワシントン州セント・ヘレンズ山の2件がある。ラッセン山の噴火が今世紀中に繰り返されるのだとすれば、それは2006年5月か2013年5月のはずだった。

 いずれの時期も噴火は起きなかったため、可能性としては2001年5月、2008年5月、そして来年に迫った2015年5月のセント・ヘレンズ山の噴火が残されている。2001年2月にはワシントン州シアトルで大規模な地震が発生しているが、2008年以降は特に目立った事件はない。シアトル地震の14周年には警戒した方がいいだろう。


3. 人類が動物と会話可能になる
 科学の進歩により、テレパシーで人と動物が会話可能になる。「豚が人間の友人となる」ことを切っ掛けにして、菜食主義が広まるようだ。


2. 西側諸国で税金が全廃される
 革命が起こり、税金制度に終止符が打たれる。ノストラダムスによれば、「民衆が王に租税を払うことを拒みだす」そうだ。こうして過酷な税の取り立てから自由を取り戻すことになる。


1. 子供の出産が許可制となる
 2013年までに、自由に子供を産めた時代は過去のものとなるそうだ。これは人口増加問題に対する世界的な流れを意味するのだろうか?

via:beforeitsnews・原文翻訳:hiroching

 壮大な天災や人災から、社会情勢、メルヘンチックなことまで、様々な予言をしているようだ。さて2015年、いくつかの予測は当たるのだろうか?2.3個既に「ないない」ってやつも含まれているわけだがいやまだわからない