汚職を監視するドイツの民間団体「トランスペアレンシー・インターナショナル」は4日までに、世界各国の汚職の状況を実業界への調査などに基づいてまとめた最新の腐敗認識指数(CPI)ランキングを発表した。中国は習近平(シーチンピン)国家主席が進める汚職撲滅運動にもかかわらず、清潔度が昨年の80位から100位に下落した。

同団体は、各国の公務員や政治家について認識される腐敗の度合いが最もひどい状況をゼロ、最もクリーンな状況を100として指数を算出し、毎年ランキングを発表している。

日本は指数76で15位に入った。

今年は175カ国のうち、北朝鮮とソマリアが指数8で最下位。両国とスーダン(11)、アフガニスタン(12)、南スーダン(15)がワースト5だった。

指数が最も高かったのはデンマークの92で、ニュージーランドの91がこれに続いた。以下、3位にフィンランド(89)、4位スウェーデン(87)、5位ノルウェー(86)と北欧諸国が並び、スイスも同率5位。

指数の下げ幅が最も大きかったのはトルコの5ポイント。中国は昨年の40から36に下がった。

周主席は2012年の共産党総書記就任以来、「トラもハエも退治する」として汚職の徹底的な取り締まりを進めてきた。

中国外務省の報道官はCNNとのインタビューで、同団体の調査結果には運動の成果が正しく反映されていないと主張。「政府の実績は国民が判断するもので、指数には左右されない」と述べた。

しかし同団体のアジア太平洋部門を率いるルクシャナ・ナナヤッカラ氏は、中国政府の汚職対策は訴追と処罰に重点を置く「トップダウン」型のアプローチだと指摘。予防策なども取り入れた、より包括的な対策が必要との見方を示した。

上位10カ国と下位10カ国の順位と指数は以下の通り。



上位10カ国の順位と指数

1.デンマーク(92)

2.ニュージーランド(91)

3.フィンランド(89)

4.スウェーデン(87)

5.ノルウェー(86)

5.スイス(86)

7.シンガポール(84)

8.オランダ(83)

9.ルクセンブルク(82)

10.カナダ(81)

下位10カ国の順位と指数

174.ソマリア(8)

174.北朝鮮(8)

173.スーダン(11)

172.アフガニスタン(12)

171.南スーダン(15)

170.イラク(16)

169.トルクメニスタン(17)

166.ウズベキスタン」(18)

166.エリトリア(18)

166.リビア(18)