Facebookに「皆殺しにしてやる」などというフレーズを含んだラップの歌詞を投稿した少年が懲役20年の危機に立たされるなど、SNS上の何気ない行動がトラブルを引き起こすことも多いのですが、今度はイスラム国を示す「ISIS」に対して「愛している」とFacebook上に投稿した29歳の女が逮捕されました。

Woman posts “love” of ISIS on Facebook, charged with “promoting” terrorism | Ars Technica
http://arstechnica.com/tech-policy/2014/11/woman-posts-love-of-isis-on-facebook-charged-with-promoting-terrorism/

逮捕されたのはアメリカ・バージニア州在住のヘザー・コフマン容疑者。コフマン容疑者はFacebook上に複数のアカウントを持っており、その中では「アラーは偉大な功績よりもムジャーヒディーンを好む」という文章が添えられたイスラム国兵士の写真がアップロードされていたり、「アラーのためのジハード」という文章がシェアされたりしていました。当局は該当するFacebookアカウントの情報を得たのちに、テロリズムに関するおとり捜査を行いコフマン容疑者を逮捕したとのこと。

FBI捜査官のオデット・タヴァーレス氏は裁判所提出用の資料の中で「経験上、これらの事実が示すのは暴力的なジハードへの支援です」と記述しました。またおとり捜査の一環でFacebook上で「なぜイスラム国の写真を掲載しているのか」と尋ねたところコフマン容疑者が「イスラム国を愛しているから」と答えたこと、さらにコフマン容疑者がゲイやシオニストを嫌っており、「みんな死ぬべき」と発言していたことも、逮捕へとつながった

おとり捜査中にコフマン容疑者は「イスラム国に兵士となる人を送れる」と発言していたのですが、これまでのところコフマン容疑者が実際にイスラム国とつながっているとする証拠は見つかっておらず、数カ月にわたる取り調べののちに、コフマン容疑者は「虚偽の陳述をした」として罰金刑に課せられました。現在も取り調べが続けられており、「ISISのエージェントなのか?」と尋ねられたコフマン容疑者は「そんなもの知りません」と否定したと伝えられています。

コフマン容疑者の弁護士は「コフマン容疑者には7歳の子どもがおり、両親と暮らしています。私が知る限り彼女はどこにも旅行したことがないし、外の世界とのつながりはインターネットだけです」と語っており、これがインターネット上で起こりうるトラブルの1つであると警告しました。