木曽路(名古屋市)が30日に発表した2014年9月中間決算は、売上高が前年同期比0.6%減の202億円、営業損益が9億円の赤字(前年同期は7億円の赤字)で赤字幅が拡大したと発表した。中間期の営業赤字は7期連続。一部の店舗でメニューを松阪牛や佐賀牛と偽って表示し、別の安い国産和牛を提供した問題の影響を受けた。

 偽装表示が発覚した8月以降、既存店の客数は前年同期比8%減の状態が続き、売り上げは同0.6%減。利用者への返金や株主へのおわび状送付などで計約6200万円の営業損失が発生したという。

 同社は、これまで各店任せにしていた食材の仕入れや販売実績を本部で月ごとに管理することや、内部監査体制の強化などの再発防止策を明らかにした。記者会見した松原秀樹社長は「これから年末年始など、お客様が増える時期になる。きちんとした商売をし、業績を戻したい」と話した。

当たり前と言えば当たり前な結果ですね