西アフリカではエボラ出血熱が猛威をふるっている。すでに2000人以上が死亡し、まだまだこれから増えるといわれている。エボラほど致死率は高くはないが、日本でも数十年前に日本では根絶されたといわれていたデング熱が流行の兆しを見せ、感染源と思われる東京・代々木公園は閉鎖になったが、全国に広がる気配を見せている。
『週刊現代』はデング熱問題を取り上げ、重症化しデング出血熱になると日本でも死者が出ると警告している。<「デング出血熱になると、血液の成分(血漿)が血管から染み出していき、ショック症状に陥ることもあります。血が固まらなくなり、放置すると10~20%の人が亡くなってしまうのです」(長崎大学熱帯医学研究所所長・森田公一医師)>
重篤化しやすいのは高齢者や乳幼児、妊婦だそうだから要注意。デング熱はアジアで広がりだし、警戒レベルに来ているというのだ。
ビル・ゲイツが今年4月(2014年)にブログで発表した「年間で最も人を殺している生物」によると、ダントツ1位は「蚊」である。年間72万5000人を殺し、2位の「人間自身」の年間47万5000人を大きく引き離している。
だが、蚊はやっかいなものである。代々木公園で都庁の職員なのだろうか、蚊をやっつけようと悪戦苦闘している姿がテレビで流されているが、失礼だが笑ってしまった。蚊はバスやタクシー、飛行機にも乗って全国にデング熱ウイルスをまき散らしているのだから、代々木公園などに行かなくても患者は発生する。
ばかばかしい水際作戦におカネをかけるより、公園や広場に出かけるときは防虫スプレーや蚊取り線香を携帯し、服装は長袖に帽子をかぶるなど注意を喚起することを徹底したほうがいい。それでもデング熱にかかってしまったら、早めに医者にかかり、重症化しないようにすることであろう。いかに死者を出さないで収束させるかに自治体や厚労省は知恵を絞り、国民に十分な説明をすることこそ、今一番必要なことである。
『週刊現代』はデング熱問題を取り上げ、重症化しデング出血熱になると日本でも死者が出ると警告している。<「デング出血熱になると、血液の成分(血漿)が血管から染み出していき、ショック症状に陥ることもあります。血が固まらなくなり、放置すると10~20%の人が亡くなってしまうのです」(長崎大学熱帯医学研究所所長・森田公一医師)>
重篤化しやすいのは高齢者や乳幼児、妊婦だそうだから要注意。デング熱はアジアで広がりだし、警戒レベルに来ているというのだ。
ビル・ゲイツが今年4月(2014年)にブログで発表した「年間で最も人を殺している生物」によると、ダントツ1位は「蚊」である。年間72万5000人を殺し、2位の「人間自身」の年間47万5000人を大きく引き離している。
だが、蚊はやっかいなものである。代々木公園で都庁の職員なのだろうか、蚊をやっつけようと悪戦苦闘している姿がテレビで流されているが、失礼だが笑ってしまった。蚊はバスやタクシー、飛行機にも乗って全国にデング熱ウイルスをまき散らしているのだから、代々木公園などに行かなくても患者は発生する。
ばかばかしい水際作戦におカネをかけるより、公園や広場に出かけるときは防虫スプレーや蚊取り線香を携帯し、服装は長袖に帽子をかぶるなど注意を喚起することを徹底したほうがいい。それでもデング熱にかかってしまったら、早めに医者にかかり、重症化しないようにすることであろう。いかに死者を出さないで収束させるかに自治体や厚労省は知恵を絞り、国民に十分な説明をすることこそ、今一番必要なことである。

