同じ様なストレスが加わっても、人によってその感じ方は異なる。ストレスをストレスとして感じない人もいれば、大きなダメージを受ける人もいる。
こうした違いはどこからくるのか?最新の研究によると、脳内の海馬とよばれるエリアの特定物質のレベルが低いと、ストレスによるダメージを受けやすいのだという。
海馬領域のmGlu2が鍵
米国のロックフェラー大学の研究者らがマウスを使って行った実験で明らかになった。
実験では、不規則にケージを傾けたり、暗くしたり、狭いスペースに閉じ込めたりしてマウスにストレスをかけ、その影響を分析した。
マウスの60%は与えられたストレスにうまく対処していたが、残る40%のマウスで暗い所を好むようになったり、砂糖水を飲まなくなったりといったストレス症状が見られた。
さらに、ストレス症状を発したマウスの脳を調べたところ、脳内の海馬領域でmGlu2という物質のレベルが低いことがわかった。海馬はストレス対処に関わる領域とされている。
遺伝子の変化で心配性に
研究を主導したCarla Nasca氏によると、mGlu2の低下は遺伝子の変化で起こると推測される。つまり、俗にいう心配性や不安症という、ストレスに関連する性格は、本人の意志によらないところで影響を受けているということ。
ストレスが引き起こす症状の一つにうつがあるが、Nasca氏は「現在、うつは症状が出てから診断される。しかし、mGlu2のレベルを見てうつ発症を予期し、早めに投薬治療をすることで、自殺などを予防することができるのでは」と話している。
研究結果は専門誌「Molecular Psychiatry」に発表された。

こうした違いはどこからくるのか?最新の研究によると、脳内の海馬とよばれるエリアの特定物質のレベルが低いと、ストレスによるダメージを受けやすいのだという。
海馬領域のmGlu2が鍵
米国のロックフェラー大学の研究者らがマウスを使って行った実験で明らかになった。
実験では、不規則にケージを傾けたり、暗くしたり、狭いスペースに閉じ込めたりしてマウスにストレスをかけ、その影響を分析した。
マウスの60%は与えられたストレスにうまく対処していたが、残る40%のマウスで暗い所を好むようになったり、砂糖水を飲まなくなったりといったストレス症状が見られた。
さらに、ストレス症状を発したマウスの脳を調べたところ、脳内の海馬領域でmGlu2という物質のレベルが低いことがわかった。海馬はストレス対処に関わる領域とされている。
遺伝子の変化で心配性に
研究を主導したCarla Nasca氏によると、mGlu2の低下は遺伝子の変化で起こると推測される。つまり、俗にいう心配性や不安症という、ストレスに関連する性格は、本人の意志によらないところで影響を受けているということ。
ストレスが引き起こす症状の一つにうつがあるが、Nasca氏は「現在、うつは症状が出てから診断される。しかし、mGlu2のレベルを見てうつ発症を予期し、早めに投薬治療をすることで、自殺などを予防することができるのでは」と話している。
研究結果は専門誌「Molecular Psychiatry」に発表された。
