美容や健康にいいとされているザクロだが、医学的にも注目されている。このほど行われた研究で、ザクロに含まれるポリフェノールの一種、プニカラギンがアルツハイマーやパーキンソン病の進行防止に効果的であることがわかった。
英ハダースフィール大学の研究によるもので、その成分を使った治療薬の開発にすでに取りかかっているという。
脳内細胞内の炎症を阻害
研究チームによると、ミクログリアという免疫細胞が特定の脳内細胞で炎症を起こすことでアルツハイマーなどの症状が進行するとされている。プニカラギンにはこのミクログリアによる炎症を阻害する働きがあるのだという。
つまり、ザクロ成分が脳内炎症を抑えることでアルツハイマーやパーキンソンの発症を遅らせたり、症状悪化を防いだりするのにつながるとのこと。
同チームは目下、そうした効果を得るためにどれくらいのプニカラギンが必要なのかなどを研究している。
認知症の予防にも効果あり
研究リーダーのOlumayokun Olajide氏によると、プニカラギンは果肉部分ではなく外側の皮部分に多いが、ザクロ果汁100%のジュースにもプニカラギンが含まれているという。
Olajide氏はまた「ザクロの摂取が認知症を引き起こす炎症の予防にも効果があることもわかっている」と話している。
アルツハイマーやパーキンソン、そして認知症という根本的な治療法がないこれらの病気に有効となれば、Olajide氏らの治療薬開発にかかる期待は大きい。一刻も早い実用化が待たれる。


英ハダースフィール大学の研究によるもので、その成分を使った治療薬の開発にすでに取りかかっているという。
脳内細胞内の炎症を阻害
研究チームによると、ミクログリアという免疫細胞が特定の脳内細胞で炎症を起こすことでアルツハイマーなどの症状が進行するとされている。プニカラギンにはこのミクログリアによる炎症を阻害する働きがあるのだという。
つまり、ザクロ成分が脳内炎症を抑えることでアルツハイマーやパーキンソンの発症を遅らせたり、症状悪化を防いだりするのにつながるとのこと。
同チームは目下、そうした効果を得るためにどれくらいのプニカラギンが必要なのかなどを研究している。
認知症の予防にも効果あり
研究リーダーのOlumayokun Olajide氏によると、プニカラギンは果肉部分ではなく外側の皮部分に多いが、ザクロ果汁100%のジュースにもプニカラギンが含まれているという。
Olajide氏はまた「ザクロの摂取が認知症を引き起こす炎症の予防にも効果があることもわかっている」と話している。
アルツハイマーやパーキンソン、そして認知症という根本的な治療法がないこれらの病気に有効となれば、Olajide氏らの治療薬開発にかかる期待は大きい。一刻も早い実用化が待たれる。

