睡眠時間は7時間がベスト！8時間以上寝ると健康に悪いらしい

健康的な精神と肉体を養うために睡眠が必要不可欠なのはご存じの通り。しかし、単純にたくさん眠ればいいのかと言えばそういうわけでもなく、長時間眠りすぎると健康を害することもある。

では、一体理想の睡眠時間は何時間なのだろうか。

7時間寝ている人は死亡率が低い
睡眠に関する研究をおこなっている米アリゾナ州立大学のShawn Youngstedt教授によれば、現代人にとってベストな睡眠時間はズバリ7時間とのこと。

なんでも、毎日平均7時間眠っている人は、それ以上の人やそれ以下の人と比べて死亡率と疾病率が低いというのだ。

7時間以上眠ると脳力が低下する
また、Frontiers in Human Neuroscienceに掲載された研究によれば、脳力トレーニングサイトLumosityで、空間記憶のテストを受けたユーザー約16万人と算数のテストを受けた役12万7000人の睡眠時間とそのテスト結果を分析したところ、最も成績がよかったのは睡眠時間が7時間のユーザーだったとか。

しかし、7時間を超えると次第に成績は下り始めたという。

そもそも7時間眠れば十分なハズ？
さらに、健康な成人に2カ月間電気や水、時計のない原始時代のような生活を送ってもらったドイツの研究では、被験者の平均睡眠時間は7.2時間であることが判明。

7時間眠れば、体内時計が自然と体を起こしてくれるということだ。

寝過ぎは病気の兆候かも
これまでにも、さまざまな研究で“寝過ぎ”と糖尿病や心臓病、うつ病などの関係性が明らかになっている。

必要な睡眠時間は、その人の年齢や健康状態、活動レベルによって異なるだろうが、通常は、十分な睡眠を得れば体は自然に目覚めるもの。
7時間寝てもまだ眠いという場合は、健康に問題があるかもしれないので要注意だ。