『ジョーズ』や『E.T.』、『インディ・ジョーンズ』などで知られるハリウッド映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグが、「恐竜を殺した」として海外のネット民から叩かれまくっている。

事の発端は7月7日、ジェイ・ブランスコームという人物がFacebookに投稿した1枚のこの写真。そこには、「自らが殺したトリケラトプスの隣で幸せそうに微笑むハンターのけしからん写真。この卑劣な男の名前を世界に知らしめるため、ぜひみなさん写真をシェアしてください」というコメントが添えられていた。

息絶えて横たわる巨大なトリケラトプスの隣で微笑む見覚えのあるオジサン。そう、彼こそ若かりし頃のスピルバーグであり、この写真は映画『ジュラシック・パーク』のセットで撮影されたもののため明らかにジョークなのだが、これを見た海外のFacebookユーザーは大激怒。

「気分が悪くなる!どうせ角が欲しかっただけなんでしょ」
「あなたには失望しました。もう2度とあなたのつくった映画は観ないわ、この動物殺し!」
「恥さらし。オマエみたいな精神異常者が、恐竜を発見する度にすべて殺してきたんだろう。恐竜が絶滅したのも納得だ。刑務所に入れ。」
と、どうやら本気でスピルバーグが恐竜を殺したと信じ込んでいる様子なのだ。

中には、「どれだけの人が知っているかわからないけど、恐竜は何百万年も前に絶滅しているよ」「これは『ジュラシック・パーク』の監督、スティーブン・スピルバーグだよ」と冷静につっこむ人もいるが、それに対し「この男が誰かなんてどうでもいい。動物を殺すのはいけないことなんだ!」と息巻く熱心な動物愛護家も。

おバカすぎるコメントの数々は読んでいると段々怖くなってきてしまうが、問題の投稿は、現時点で4万回以上シェアされており、コメントも9800件以上ついている。

一連の騒動についてスピルバーグ自身がどう思っているのか、気になるところだ。