「通勤時間帯を甘く見ていた。やはり日本は健全で、休まずにちゃんと会社に行くんだなと…」
日本テレビの小杉善信専務は6月30日の定例会見で、中継した日本対ギリシャ戦(日本時間20日)の視聴率をそう振り返った。
平均視聴率は33・6%で、W杯本大会の日本戦としては、過去最低を更新していた。

(中略)
TBSテレビの石原俊爾社長は7月2日、
「日本戦はそれなりの高視聴率だが、各局ともハイライト番組が伸びていない。日本が残念な結果になり、視聴者もしゅんとしてしまったのでは」
と推測した。
日本戦がいずれも午前中の早い時間から放送され、民放が中継した2試合は平日の通勤、通学時間帯と重なったことや、NHKBS1でも同時放送されたことなどが数値に影響したとみる関係者は多い。
(以下略)