角界に新たな珍名力士が誕生しそうだ。式秀部屋に入門し、名古屋場所(13日初日・愛知県体育館)の新弟子検査(7日)を受検する田井雅人さん(17)が、しこ名を「育盛(そだちざかり)」と名乗ることになった。
2日、愛知・北名古屋市の部屋宿舎で「自分に合っていると思います」と笑顔で語った。

同部屋は、ウルトラマンタロウにちなんだ珍名で話題の序二段・宇瑠虎(25)が所属している。
174センチ、64・3キロの田井さんは、細身ながら大きな力士に立ち向かう宇瑠虎に憧れているそうだ。
師匠の式秀親方(元幕内・北桜)が「体が細いので大きくなってほしい」との願いもあり「育盛」と決まった。
相撲経験はないが、師匠は「本人の力士になりたいという思いがすごく強い」と期待している。