家庭向けチョコレート専用3Dプリンターが、世界で初めて発売される。
99ドルのチョコレート専用3Dプリンター誕生
豪シドニーを拠点とする3DプリンターメーカーChocaByte は、2013年の創設以来、チョコレート素材に特化した3Dプリンターの開発に取り組んできた。
そしてこのほど、本格的な量産化に先立ち、チョコレート専用3Dプリンターを500台限定で販売することを発表した。
価格は、1台99ドル。
3Dプリンターで使用するチョコレート素材も、4本10ドルで購入できる。
10分以内でチョコレート細工を出力
この3Dプリンターは、専門的な知識・スキルのないユーザーでも簡単に使えるよう工夫されているのが特徴。
チョコレートカートリッジを温め、プリンターに差し込み、スタートボタンを押せば、10分以内で、縦横2インチ、高さ1インチ(縦横5センチ、高さ2.5センチ)のチョコレート細工をつくることができる。
また、出力するチョコレート細工のデザインは、ユーザー自身が設計するほか、ChocaByteのテンプレートを利用することも可能。
オンラインライブラリを順次、拡充していく方針だという。
チョコレートを3Dプリンターで出力する時代へ?
チョコレートにおける3Dプリンティング技術の活用としては、ザ・ハーシー・カンパニー(The Hershey Company)と3Dシステムズとの提携 もスタートしている。
ChocaByteのような、廉価なチョコレート専用3Dプリンターの誕生によって、スイーツ分野での3Dプリンティングの活用の裾野がさらに広がるかもしれない。