吉野家が香港61店舗で、「香港吉野家は、福島の米や食材を一切使っていません」と言うポスターを掲示していることが判明した。更にポスターには「良心的な品質、安全食材」との文言が入っているそうだ。

香港では吉野家への中傷が拡散されていた

なぜこのようなポスターを掲示しなければならなかったのか。背景には吉野家に対する風評被害がある。香港では昨年末あたりからある噂が携帯アプリ上で流れていたのだ。

その噂とは「吉野家は全ての米を福島産にすると発表した。がんになることを恐れないなら食べに行って」と言うものだ。さらに、ご苦労な事に、「100%絶無日本福島食材」などと書いた印鑑のようなものまで作成されていた。

なんともレベルが低く、事実無根の噂だが、吉野家香港支店には問い合わせが殺到した。そのような噂の対策として、今回のようなポスターを掲示したのである。

日本では非難の声も上がっている

福島県からは「非常に残念」と言う声が既に上がっている。風評被害対策としてポスターを掲示する事に対して批判する者は少ないと思われるが、文言については少々過激な印象も受ける。

しかし、利益を守るためと言われれば致し方ないのではと言う声もある。

非難か、擁護か。意見が別れるところである。文言だけを見ると怒りが湧いてくるが、事情を知ると幾分情状酌量してしまう部分もある。いずれにしても、答えの出せない問題だ。

結論はどうであれ、事実無根の噂を流す輩を許すことは出来ない。