タバコは、肺がんなどをはじめ多くの疾患をもたらすことが様々な研究で明らかになっている。そうした病気のリスクについて、たまにしか吸わない”パートタイムスモーカー”は「本数が少ないから私は大丈夫」と思っていないだろうか。
実際は、決してそんなことはないようだ。英国心臓基金がこのほど発表したレポートによると、1日1~4本の喫煙でも心疾患で死ぬリスクはノンスモーカーの3倍に跳ね上がるという。もちろん、心疾患だけでなく肺がんのリスクも高まる。1日1本喫煙した女性で肺がんの罹患率が上昇することも確認された。
英国には110万人もの”パートタイムスモーカー”がいると推定されているが、関係者は「1本だけだから大した影響はない、と考えないでほしい」と注意を促す。実際、”パートタイムスモーカー”は「ヘビースモーカーでなければ体へのダメージは少ない」と考える傾向があるという。
今回の調査は、喫煙研究で世界でも有名なロンドン大学のロバート・ウェスト氏が行った。ウェスト氏は「この結果をもとに、タバコ常用者だけでなく、パートタイムスモーカーにもタバコの害を訴えたい。タバコの数が少なければ健康への影響は少ないという考えは間違い。タバコはまさに百害あって一利なしなのだ」と警告している。

