多感な若者は体型を気にするものだ。体型というと女性が悩みがちと思うだろうが、米国ではゲイもしくはバイセクシャルの10代男性が筋肉増強のためにステロイドを使う傾向があることがわかった。


調査は2005年から07年にかけて米国の主要都市で、14-18歳の少年1万7000人を対象に行われた。1万7000人のうちゲイもしくはバイセクシャルの少年は4%だった。


調査結果をみると、ゲイ・バイセクシャルでない少年で「ステロイドを使用したことがある」とした人は4%で、「ステロイドを40回以上使用したことがある」と答えた少年は1%以下だった。一方、ゲイ・バイセクシャルの少年では21%、つまり5人に1人がステロイドの使用経験があり、しかも4%が40回以上使用したことのある”ヘビーユーザー”だった。


今回の調査では、ゲイ・バイセクシャルの若者がステロイドを使う傾向にあるという事実が明らかになったものの、なぜステロイドという選択肢をとるのかという理由の特定には至っていない。しかし調査を行ったミネソタ大学の助教授は「一般的に、ゲイの男性はゲイでない男性より体型を重視する傾向がある」としている。


ステロイドを使用すると確かに胸筋などの増強効果が得られるが、同時に肝臓や心臓の疾患のリスクもあることから、研究者らは「注意する必要があるデータだ」としている。