1998年に長野で開催されたオリンピックは、冬季五輪史上もっとも南にある都市で開催された。ソチは長野に続き、2番目に南にある街でもある。黒海に面し、古くからリゾート地として栄えた街である。スターリンが別荘を構え、現大統領のプーチンも別荘を持つ。モスクワからは飛行機で2時間ほどなので、市民の避寒地として任期が高い。ロシアの南部にあるため、気候は極端な冷え込みもなく雪もあまり降らない。


冬季五輪の開催時期でも、日中の最高気温は15度ほどまで上がることもある。ちょっとした春先の陽気である。街中にはヤシの木の姿も見える。


最低平均気温も3度ほどである。連日マイナス10度まで冷え込むモスクワに比べればはるかに暖かい場所なのだ。ただしオリンピックは山岳部で開催されるため雪が降らない心配は要らなさそうだ。

懸念されるのは治安である。かねてより、ソ連の南部は「やわらかい下腹」と呼ばれていた。これはすぐにお腹を壊す、暴発するという意味である。あえて南部の都市で開催することにより、ロシア政府のテロ対策の万全さをアピールねらいもあるのだろう。