毎日のインスリン注射は、糖尿病の人にとって苦しい現実というもの。世界には、実に3億5000万人もの糖尿病患者がいるといわれているが、このまま行けば2030年には5億人にまで達する見込みだもいわれている。糖尿病の中には1型と2型があり、必ずしもインスリン治療を必要としない2型の方に患者が多いが、それでも約25%の糖尿病患者はインスリン治療に依存しているのが現状だという。
インスリン注射に代わるインスリンの経口薬は、1930年代から研究が進められていたようだが、インスリンは胃の酵素でたちまち破壊されてしまうために、経口薬の開発が難しかった。しかし2012年、インド国立薬学研究所のサンヨグ・ジェイン氏率いる研究チームが、経口薬でラットの血糖値を下げることに成功。当時の課題は、この高価な薬をどこまで安く提供できるかということだった。
今回ジャーナル誌『Biomacromolecules』に掲載されたのは、より安価で信頼できるインスリンの運び方法だ。研究者らは、まずインスリンを脂質に溶け込ませて、それから吸収されやすくするために葉酸(ビタミンB9)を組み込んだ。脂質はインスリンを胃の酵素から守り、小腸へと運ぶことが出来る。また、ここで使用される葉酸の量は、安全の範囲内だそうだ。
インスリンの血糖コントロールにおいて、ラットと人間にはある程度の違いはあるが、ジェインが開発した薬は、従来のインスリン注射が6~8時間の効力しかないのに対し、18時間も持続するのだという。

インスリン注射に代わるインスリンの経口薬は、1930年代から研究が進められていたようだが、インスリンは胃の酵素でたちまち破壊されてしまうために、経口薬の開発が難しかった。しかし2012年、インド国立薬学研究所のサンヨグ・ジェイン氏率いる研究チームが、経口薬でラットの血糖値を下げることに成功。当時の課題は、この高価な薬をどこまで安く提供できるかということだった。
今回ジャーナル誌『Biomacromolecules』に掲載されたのは、より安価で信頼できるインスリンの運び方法だ。研究者らは、まずインスリンを脂質に溶け込ませて、それから吸収されやすくするために葉酸(ビタミンB9)を組み込んだ。脂質はインスリンを胃の酵素から守り、小腸へと運ぶことが出来る。また、ここで使用される葉酸の量は、安全の範囲内だそうだ。
インスリンの血糖コントロールにおいて、ラットと人間にはある程度の違いはあるが、ジェインが開発した薬は、従来のインスリン注射が6~8時間の効力しかないのに対し、18時間も持続するのだという。
