中国浙江省嘉興市の海寧、平湖などの地域で6~7年前からこれまでに病死したスッポンの骨、約40トンが買い付けられ、安徽省や江西省、海南省など中国各地の生薬市場向けに売られていたことが分かった。販売していたグループが摘発され、関係者16人が拘束された。
スッポンの骨は生薬として使用されるが、国は病原菌などのリスクを減らすため、生きているものから採取することを義務付けている。
「病死したスッポンの骨を生薬に使用してはならない」という規定はあるものの、小規模な養殖業者も多く、実際には規制は難しい様子だ。複数の管理監督部門がお手上げの状態だという。

